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• 物流ネットワークの中継拠点。地域区分局の役割
• 確実に、丁寧に。"お届けの最終過程"を担う集配局
• 離れていても、想いは届く。ゆうパックがつなぐ家族の絆

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前編で郵便局に託されたゆうパックが、どのような過程を経て孫のもとに届くのか。後編では、その道筋を追うとともに、物流を支える人々の仕事と想いに迫ります。

祖父母の想いをのせたゆうパックは、全国を結ぶ郵便局の物流ネットワークのなかで、確実に目的地に近づいています。中身は、もうすぐ10歳になる孫への誕生日プレゼント。

※本記事では、ゆうパックをお届けする流れを紹介しています。記事内の配送過程は実際の仕組みに基づいていますが、登場する人物や物語はすべてフィクションです。

物流ネットワークの中継拠点。地域区分局の役割

集配郵便局（以下、集配局）から運ばれたゆうパックは、地域区分業務を行う郵便局（以下、地域区分局）に集約されます。

地域区分局とは、あて先エリアごとに仕分けを行う拠点で、全国に61局あります。24時間体制で動いており、東京など都市圏にある規模の大きい地域区分局では、一日あたり12〜13万個ほどの荷物が扱われています。荷物の量が増える年末年始は、一日あたり約20万個に上ることもあります。

※ゆうパックが届くまでの全体的な物流過程は前編で紹介しています。

まず、地域区分局にトラックが到着したら、ゆうパックの仕分け担当者が受け取り、確認を行います。その後、パレットに積まれていたゆうパックを、一つ一つベルトコンベアに載せて仕分けがスタート。

祖父母のゆうパックが区分機を通過していきました。ここでは、あて先別に自動で仕分けされ、各レーンへと進んでいきます。

荷物を載せる供給口や、仕分けされた荷物が出てくるシュート口の状態は常に把握されています。特定のレーンに荷物が集中すると"荷詰まり"が発生しますが、その場合は誰がどこに行って対処すべきなのかを局内で放送することで、スピーディーに対応しています。

行き先別のパレットに仕分けられた荷物は、トラックに積み込まれます。
祖父母の想いをのせたゆうパックは、東京の地域区分局を目指します。

確実に、丁寧に。"お届けの最終過程"を担う集配局

長野の地域区分局から東京の地域区分局へと運ばれたゆうパックは、さらに地域ごとに仕分けされます。そして、あて先のエリアを担当する集配局へと運ばれます。

集配局では、あて先の住所ごとに細かく仕分けされ、配達車両に積み込まれます。

ここでも重い荷物は下に、軽い荷物は上にと、気を配りながら手際よく積み上げていきます。破損や荷崩れを防ぐための細やかな気配りがポイントです。

安全確認をして、出発進行！
祖父母の想いをのせたゆうパックは、もう間もなく孫のもとに──。

離れていても、想いは届く。ゆうパックがつなぐ家族の絆

長野に住む祖父母からのゆうパックが、いくつもの拠点を経て、ついに東京に暮らす孫のもとに届きました。

孫：わぁ！ 長野のおじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントだ！
母：そういえば、今日届くって言っていたわね。
孫：すごい、誕生日に届いたね！ ねぇ開けていい？
母：うん。電話で「ありがとう」って伝えようね。

母：プレゼント届いたわ。太郎は大喜びよ。リンゴもきれいな状態で届いたわ。
孫：腕時計、ありがとう！ 大事にするよ！
祖母：お誕生日おめでとう！ よかった、ちゃんと今日届いたのね。
祖父：よかったよ。郵便局で誕生日の当日に届くようにお願いしたんだに。
祖母：よいお誕生日を過ごしてね。

電話越しに笑い声が重なり、距離を超えて、同じ温かな空気が広がりました──。

ゆうパックは、送る人と受け取る人の気持ちをつなぐ"架け橋"でもあります。その一つ一つに、物流にかかわる社員たちの使命感と想いが込められています。
「安全・確実に届ける」という誇りを胸に、私たちはこれからも、お客さまの想いに寄り添い続けます。

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