同じ屋根の下で、ともに。トナミ運輸とJPロジスティクスの共同物流施設がオープン!

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日本郵政グループは、新中期経営計画「JPプラン2028」において、「総合物流企業への転換」を掲げています。その一環として、日本郵政グループに参画したトナミホールディングス株式会社(現JPトナミグループ株式会社)とともに、より付加価値の高い物流サービスを提供することを目指し協業を進めています。
その協業を象徴する拠点として、2026年6月22日(月)にトナミ運輸株式会社(以下、トナミ運輸)とJPロジスティクス株式会社(以下、JPロジスティクス)の新しい共同物流施設を神奈川県横浜市にオープンしました。本拠点の概要や両社が目指す今後の展望などを、現地で率いる3名に伺いました。

トナミ運輸株式会社 横浜支店 支店長
笹谷 剛平(ささたに こうへい)さん
1997年、入社。入社より支店に勤務し、事務職や営業職を経て、現職。

トナミ運輸株式会社 横浜流通センター センター長
長澤 晋(ながさわ すすむ)さん
2001年、入社。入社より流通センターに勤務し、事務職や荷主さま対応、運用管理を担う。
JPロジスティクス株式会社 横浜支店 支店長
前川 貴実久(まえかわ きみひさ)さん
2008年、ドライバーとして入社。その後ドライバーのサポートや他支店とのコミュニケーションを担い、現職。
「運ぶ」と「保管する」を一体で。グループ唯一無二の物流拠点がスタート
――新しい拠点の概要を教えてください。
前川:トナミ運輸横浜支店、JPロジスティクス横浜支店、そしてトナミ運輸横浜流通センターの3拠点が同じ建物内に集約された拠点となります。神奈川県横浜市に位置し、首都高速湾岸線の幸浦インターチェンジから約3kmと、横浜港方面からのアクセスも非常に良い場所にあります。

――どういった役割を担うのでしょうか。
笹谷:トナミ運輸横浜支店とJPロジスティクス横浜支店は、多くの荷主さまからお預かりした荷物を届ける方面別に仕分け・積み合わせして拠点間を運び、お届け先の場所で再度仕分けして配達する、特別積合せ貨物運送、いわゆる「特積み」事業の拠点となります。横浜エリアの荷主さまの荷物を預かり全国へお届けするとともに、全国各地から届く荷物を横浜エリアに届ける役割を担います。

長澤:トナミ運輸横浜流通センターでは、商品の保管、流通加工、情報管理、輸配送管理といった倉庫機能を担います。
――トナミ運輸横浜支店とJPロジスティクス横浜支店は同じ特積み事業を担いますが、同じ場所にあることでどのようなメリットがありますか。
前川:両社の拠点を同じにすることで、AエリアはJPロジスティクスが、Bエリアはトナミ運輸が、と近隣エリアの配達を分けることができるんです。極端な話ですが、例えば同じエリア内を両社が配達していたところを1社だけで配達できれば、お客さまは荷物の受け取りが一度で済むので効率的になりますし、私たちも配達を担当しないもう1社のドライバーのリソースを他に充てることができます。実際はここまで単純ではないですが、限られたリソースの有効活用という観点、またCO2削減につなげられるという点から、社会全体としても有意義な取り組みだと考えています。

笹谷:物流業界全体として、ドライバーの時間外労働の上限規制とドライバーの担い手不足を背景に輸配送能力の減少が懸念されます。両社が協力することで、こうした懸念の解消に、中長期的につながっていくと考えています。
前川:JPロジスティクスとしては、トナミ運輸横浜流通センターを活用することで、荷主さまにより幅広い物流ニーズに対応した提案ができることもメリットです。
――同じ建物に拠点を集約したことで、どのような変化を期待していますか。
笹谷:その場ですぐお互いに相談できる点が大きいと思います。判断するスピードが格段に上がりますので、小さな積み重ねではありますが、全体の効率にも大きく影響してくると考えています。
前川:両社の積卸スペースの境目付近に、お互いに荷物を受け渡す場所をあらかじめ設けているんです。このように両社が協力する体制を構築しているので、スムーズに対応できるようになると思います。
――両社の協力体制がしっかり整えられているんですね。では、流通センターが特積み事業を担う支店と同じ場所にあることのメリットは何でしょうか。
長澤:トナミ運輸は、支店と流通センターを併設することを強みとしてきました。それは、荷主さまからお預かりした荷物を特積み事業のネットワークに乗せて運ぶことができるためです。前川さんからも話がありましたが、私たちもJPロジスティクスさんが加わったことで輸送力が強化されますので、うれしく思っています。

一つの建物、二つの力。重なり合う物流の未来
――新拠点のオープンまでに大変だったことを教えてください。
笹谷:車両の動線、荷物の置き場、作業の流れ、人員体制など、一つひとつをしっかりと決めていく必要があり、その調整に時間を要しました。建物ができれば終わりではないということを、身をもって実感しましたね。

前川:そうですね。両社それぞれ今までのやり方がありますから、お互いの状況を把握しながら課題をひも解いていくプロセスが非常に大事でした。実際に支店や物流センターで働く方にも意見をいただきましたが、新しい場所、新しい動線、新しいルールに初めは戸惑いもあったと思います。それでも、ひとつずつ課題を解決しながら、協力して作り上げることができたので、感謝しています。
長澤:両社がスムーズに稼働していくために、お互い歩み寄って検討を重ねてきました。流通の本格稼働はこれからで、実際に手を動かして気づくことも多くあると思いますが、トナミ運輸とJPロジスティクスであれば、お互いを思いやりながら、荷主さま、またお客さまのために手を取り合って進めていけると信じています。

――今後、どのような拠点にしていきたいですか。
前川:横浜市は製造業や卸売業、商業施設も多く、輸配送の需要は非常に大きいと感じる地域です。ですから、地域の荷主さま、お客さまから信頼され、物流の核となるような存在になりたいと考えています。

笹谷:この拠点は、首都圏全体へのアクセスも良いんです。さらには東名高速にも乗り入れやすく、物流拠点としてのポテンシャルは非常に高いと思っています。その環境と、両社が同じ建物の中にいる強みを最大限に活かして、「ともに考え、ともに動く」拠点としていきたいです。
長澤:ロジスティクスの観点では、保管や流通加工のニーズも見込めるほか、横浜港に近いのも一つの利点です。単に荷物を運ぶだけではなく、在庫をどう持つか、出荷をどう効率化するか、といったご相談にも応えていくことで、「我々に聞けば答えを示してくれる」と思っていただけるような、オールマイティーな物流拠点にしたいですね。

