「鈴木亜由子杯 穂の国・豊橋ハーフマラソン」が初開催! 「ももいろクローバーZ」も応援

「鈴木亜由子杯 穂の国・豊橋ハーフマラソン」が初開催! 「ももいろクローバーZ」も応援

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愛知県豊橋市で行われる「穂の国・豊橋ハーフマラソン」は、2024年から名誉大会長に就任した日本郵政グループ女子陸上部の鈴木 亜由子(すずき あゆこ)選手の名前を冠し「鈴木亜由子杯 穂の国・豊橋ハーフマラソン」としてリニューアル。

スポンサーとしても大会を応援する日本郵政株式会社において、大会に向けて準備を担当したスポーツ&コミュニケーション部 佐羽内 静佳(さばない しずか)さんと、自らの名前を冠した大会が開催されることになった鈴木選手にお話を伺いました。

佐羽内 静佳(さばない しずか)さん

日本郵政株式会社 スポーツ&コミュニケーション部

佐羽内 静佳(さばない しずか)さん

2016年入社。宿泊事業部で「かんぽの宿」の勤務などを経て、2023年より新設されたスポーツ&コミュニケーション部に所属。日本郵政グループ女子陸上部のPRなどに取り組んでいる。

鈴木 亜由子(すずき あゆこ)選手

鈴木 亜由子(すずき あゆこ)選手

1991年愛知県豊橋市生まれ。名古屋大学を卒業後、2014年入社。日本郵政グループ女子陸上部一期生。リオデジャネイロオリンピックで5000m・10000m日本代表、東京オリンピックではマラソンで日本代表。

穂の国・豊橋ハーフマラソンが「鈴木亜由子杯」としてリニューアル

愛知県内はもとより各地から熱心なランナーを迎えてきた「穂の国・豊橋ハーフマラソン」。そんな市民から愛されてきた大会が、今年から「鈴木亜由子杯」の冠が付き、新たな一歩を踏み出すこととなりました。

豊橋市は鈴木選手の出身地なんです。『地元のハーフマラソン大会の名誉大会長に』と主催の中日新聞社様からのお声がけがあり、冠大会が実現しました。こうした形で地域の盛り上げに貢献できるのはとてもうれしいです」(佐羽内さん)

日本郵政株式会社 スポーツ&コミュニケーション部 佐羽内 静佳さん

日本郵政株式会社では、2023年にスポーツ&コミュニケーション部を新設。

「スポーツ&コミュニケーション部は、スポーツのチカラでニッポンをゲンキにすることを目指しています。今回のように日本郵政グループに所属するアスリートが地域を盛り上げる活動のほか、主として中学校の部活動の地域移行支援や社員の健康増進のサポートも行っています。いずれもまずは日本郵政グループ社員の方々に元気をお届けし、少しでも元気になっていただけたらよいなあという思いで取り組んでおります」(佐羽内さん)

日本郵政グループ女子陸上部は、クイーンズ駅伝優勝3回を誇る国内屈指の実業団チーム。レースに参戦するだけでなく、活動拠点や近隣地域でさまざまな活動を行ってきました。

「これまでも小学生などに陸上の楽しさを伝えていこうと、合宿先での陸上教室などを行ってきました。また合宿先のほか、女子陸上部の練習拠点である東京都小金井市の地元イベントへの参加や、近隣の府中市の駅伝のサポートなども行っています。そこから将来の陸上選手が育ってくれたらうれしいですね」(佐羽内さん)

市民ランナーからも絶大な人気を集める鈴木選手

日本郵政グループ女子陸上部 鈴木選手(中央)

鈴木選手にとって、愛知県は大学まで過ごした"地元"。

「初めは自分の名前が付くことに少し抵抗があったんです。自分の名前が付いていいのかなと思って。でも、参加してくれるランナーや地元の皆さんが喜んでくださっているのを見て、やってよかった!と思いました」(鈴木選手)

レース当日の3月24日、豊橋市は朝からあいにくの曇天。スタートの朝10時を迎えるころには、小雨が降り始めていました。そんななか、ランナーたちはスタートラインに整列し、号砲一発。レースが始まりました。

鈴木選手もスタートゲートの脇で参加者を見送りますが、驚くのはその人気ぶり。「鈴木選手〜!」「あゆちゃ〜ん!」と、参加者は皆一様に鈴木選手に声をかけてから走り出します。

日本郵政グループ女子陸上部の一員としてトラックや駅伝で数々の輝かしい成績を残し、またリオと東京オリンピックで日本代表としても活躍した、"地元のスター"である鈴木選手。この大会の直前に出場した名古屋ウィメンズマラソンでの激走も、多くの市民ランナーや観客の方々に感動、そして「元気」を与えました。

スタートするランナーと、大会長の浅井市長(右)とランナーを見送る鈴木選手

鈴木選手について、普段の練習を目にしている佐羽内さんは、そのストイックさにいつも驚かされると言います。

自分を追い込んでいく姿は、とにかく『すごい』の一言に尽きます。本人はもちろん相当につらいはずですが、見ているこちらまで苦しくなるほど......。不断の努力を知っているからこそ、公式サイトやSNSを通して多くの方々に選手たちの姿を伝えていきたいと思っています」(佐羽内さん)

日本郵政グループスポーツ応援アンバサダーの「ももいろクローバーZ」も参加

今回は、鈴木選手に加えて、スペシャルゲストが大会に参加。それが、「日本郵政グループスポーツ応援アンバサダー」に就任した、「ももいろクローバーZ」の百田 夏菜子(ももた かなこ)さん、玉井 詩織(たまい しおり)さん、佐々木 彩夏(ささき あやか)さん、高城 れに(たかぎ れに)さんです。

「スポーツのチカラでニッポンをゲンキに」する日本郵政と、"ももクロ"の愛称で親しまれる「ももいろクローバーZ」による「カラダうごかせ!ニッポン!」プロジェクトを展開していくもので、今回はその第一弾。メンバーの高城さんはランナーとして参加しました。

鈴木選手(左)と、開会式で挨拶台からエールを送るももクロの皆さん

高城さんは今大会に向けて練習に取り組み、初めてのハーフマラソン挑戦で、目標タイムを大幅に上回る2時間5分38秒という好記録をマークしてゴールを果たしました。

「今日のレースに向けて、日本郵政グループ女子陸上部のスタッフの方々にもサポートいただきながら、毎日トレーニングを頑張ってきました。初めてのハーフマラソンで緊張しましたが、楽しんで完走することができました」(高城さん)

ハーフマラソンに初挑戦した高城さん。写真はウォーミングアップの様子。「ももクロスタッフ」として並走するのは、日本郵政グループ女子陸上部 チーフコーチの齋藤 由貴(さいとう ゆき)さん(右)

リーダーの百田さんは日本郵政グループについて、「日本全国に郵便局があり、私たちにとっても身近な存在です」と言い、デビュー15周年を記念した『NO RULE PARTNERSHIP』(※)に取り組んだことが「日本郵政グループスポーツ応援アンバサダー」に就任するきっかけだったと明かしてくれました。

※ももクロのデビュー15周年を記念した、日本中の企業・団体・お店を広く応援するプロジェクト。路上ライブから始まったももクロならではの「ノールール」な基準でさまざまなコラボレーションを展開している

「自分自身はスポーツはあまり得意な方ではないんですけど、観戦は大好きで、東京オリンピック・パラリンピックもテレビの前で応援していて、感動をもらいました」と話すのは佐々木さん。

玉井さんは、「れに(高城さん)が、今回新しいことに挑戦して、豊橋市の皆さんから温かい声援をいただいたことがとてもうれしかったです」と感想を話し、「豊橋といえば名物のカレーうどんとちくわが有名なので、今度はグルメも楽しみたいです!」と、次回の参加にも期待を寄せてくれました。

ハーフマラソンを走った高城さんも衣装に着替えて、鈴木選手とともに全員で記念に一枚

アスリートとアーティストがコラボ。スポーツのチカラでニッポンをゲンキにする新たな挑戦

大会の終盤には雨が強くなり、レース後に予定されていたイベントが中止になってしまう一幕も。そんななか、「ももいろクローバーZ」の皆さんが、急きょ"クロージングイベント"として人気楽曲『走れ!』をサプライズでパフォーマンスしてくれました。

実は「モノノフ」(ももクロファンの愛称)でもある鈴木選手も、飛び入りで参加。

「私がいつもレース前に聴いている『走れ!』を歌ってくれました」(鈴木選手)

ハードな練習や厳しいレースのなか、鈴木選手はももクロの曲に元気をもらっていたそうです。

今回から「名誉大会長」となった鈴木選手。大会を無事に終え安堵するとともに、感謝の気持ちが込み上がってきたようです。

「初めてのことも多かったので、無事に終えることができてほっとしています。やはり、ランナーの皆さんのいきいきとした笑顔が、とても印象に残っていますね。ボランティアの方々も負けないくらい元気で、ランナーの皆さんの頑張りを引き出してくれたと思います。たくさんのご縁があって開催できたことに、感謝の気持ちでいっぱいです」(鈴木選手)

地域にゆかりのあるアスリートが、アーティストとのコラボレーションも交え、それぞれの魅力と価値を発揮して大会を盛り上げる。これは、これからの地域のスポーツイベントにおける一つの形になるかもしれません。

これまで日本郵政グループ女子陸上部は、たくさんの方々から応援をいただき、それらが私たちの走る原動力となっています。スポーツイベントを通して感謝の気持ちをお伝えするとともに、地元の皆さんのご意見を集約し、活性化につなげることは大きな意義があることだと思っています」(鈴木選手)

鈴木選手はさらに、地元・豊橋への想いについても語ってくれました。

「豊橋は自分を育ててくれた場所です。安心して帰れる場所があるというのは心のよりどころになりますし、競技に集中して取り組むことができる大きな要因の一つだと思っています。これからも地元への感謝の気持ちを忘れず、身近な人、ものを大事にできる人でありたいと思います」(鈴木選手)

参加したランナーと「JPポーズ」で記念撮影を行う鈴木選手
スポーツ&コミュニケーション部の皆さん(中央が佐羽内さん)

今後も鈴木選手の活躍と、スポーツのチカラでニッポンをゲンキにする日本郵政の新たな取り組みにご期待ください!

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