フレッシャーズ・レター 〜未来の自分へ送る手紙〜 経済もマナーも。金融の現場で学ぶ、社会のいろは

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日本郵政グループ各社で働く入社1年目の社員にフォーカスする本企画。今回、お話を聞いたのは、ゆうちょ銀行 柏店(千葉県)に勤務する古川 陽菜(ふるかわ ひな)さんです。
コンサルタント業務を担当するフレッシャーズの素顔を通じて仕事の魅力に迫ります。

株式会社ゆうちょ銀行 柏店 金融サービス部
古川 陽菜(ふるかわ ひな)さん
2024年、株式会社ゆうちょ銀行に入社。柏店に配属となり、NISAなどの専門的な分野を担当している。
"人"に魅力を感じて。地域に密着するゆうちょ銀行を志望
――就職する前のことからお聞きしたいのですが、学生時代に打ち込んでいたことはありましたか。
古川:大学時代は、全国のさまざまな大学が所属する大規模なボランティアサークルで活動していました。3年生のときには、50人規模で参加したボランティアで中心となって活動しました。

――具体的にどのような活動だったのですか。
古川:千葉県にある印旛沼(いんばぬま)の外来水生植物を除去する作業を2泊3日かけて行いました。ちぎれた植物は水路に詰まり、洪水の原因にもなるので、みんなで協力して取り除きました。
――ボランティアサークルの活動を通じて成長を感じたことはありますか。
古川:私は、どちらかというと人のあとに付いていくタイプだったんですが、リーダー的な役割を務めたことで新しい自分を発見できましたし、成長できたのかなと思います。

――就職活動はどんな想いで取り組んでいましたか。
古川:金融系に絞って就職活動をしていました。地域に密着している企業がいいと思っていたので、ゆうちょ銀行のほかには信用金庫なども見ていました。お金は一生、生活に絡んでくるものです。金融業界で働くことで、仕事で得た知識を自分の日常にも活かし、勉強をしながら仕事ができたらと考えていました。
――ゆうちょ銀行を選んだ決め手はなんでしたか。
古川:"人"に魅力を感じたんです。面接を受けたときに、どの企業よりも話しやすい雰囲気をつくってもらえたと思います。知名度もありますし、誰もが知っている安心感も決め手でした。

――入社後の研修ではどんなことをしましたか。
古川:3週間ほど、研修所に宿泊しながら研修を受けました。会社の経営理念や窓口業務に関すること、社会人としての基礎的なマナーなどを学びました。泊まり込みの集団生活だったので、早寝早起きといった規則正しい生活習慣が身に付いたようにも思います。

――それはよい機会になりましたね。その研修で同期との親交は深まりましたか。
古川:そうですね。同期とは今でも連絡を取っていて、集まって食事をすることもあります。
――同期に助けられていると感じることはありますか。
古川:直接会ったり、メッセンジャーアプリを使って仕事の相談をしたりします。業務の詳しい話まではしませんが、同じ環境で働く者同士、会話を通じて共感が得られると気持ちが楽になりますね。

助け合いながら業務を進める職場で、日々、成長中!
――古川さんが、現在携わっている業務について教えてください。
古川:研修が終わって柏店に着任してから8月までは窓口業務を担当し、9月からはコンサルタント業務に就きました。コンサルタント業務では、ファイナンシャルプランナーなどの資格を活かして、NISAや資産運用に関するご案内などを行っています。

――入社してから間もないですが、すでにいくつかの資格をお持ちなんですね!
古川:2023年の内定が決まった直後から資格取得に取り組み、ファイナンシャルプランナー2級と、証券外務員などを取得しています。だから今、コンサルタントとしてご案内ができていると思います。
――1日の仕事の流れを教えてください。
古川:始業してから開店前までの時間に、朝礼のほか市場や時事問題に関する勉強会を行っています。9時に開店してからは、午前・午後の両方で1件ずつ、先輩社員のお客さま対応に同席してコンサルタント業務に関する理解を深めています。合間を見てお客さまにお電話したりDMの発送をするのも私の仕事です。16時に窓口を閉めてからは1日の締めの作業を行い、終礼をして帰宅します。

――職場の雰囲気はどうですか。
古川:皆さん優しくて、助け合いが多い職場だなと感じています。例えば相続に関することなど、複雑でまだ私一人では難しいご相談を受けたときは、すぐにサポートに入ってくれます。また、お客さまとお話ししている間に、近くにいる先輩社員が同時進行で端末への入力などを済ませてくれるので、スムーズに仕事を進めることができています。
――皆さんで連携して業務を進めているんですね。仕事で心がけていることを教えてください。
古川:今はまだ学ぶことが多いので、教えてもらったらメモをしっかりと取って、同じことを聞かなくて済むように心がけています。マナーや言葉遣い一つでお客さまに与える印象が変わってしまうので、発言などにも気をつけています。

――学生時代はお客さまの立場で銀行を利用していたわけですが、働いてみてイメージと違ったことはありますか。
古川:これまでは窓口業務の一部しか見えていなくて、"銀行はお金を入出金するところ"というイメージでした。でも実際に働いてみると、窓口やコンサルタントだけでなく、幅広くて複雑な業務があることに驚きました。奥が深いですね。
――働き始めてから、自分自身の変化や成長を感じているところはありますか。
古川:資格を取得したことも含めて、金融に関する知識を深められたことは、少しは成長できた部分かなと思います。でも、まだまだ成長途中で、商品の概要は理解していても言語化してお客さまに説明するのがすごく難しくて......。先輩社員を相手に説明をして、フィードバックを受けるといったことを繰り返して勉強しています。今後は雑談力を向上させて、お客さまとの会話のなかから情報を引き出すスキルを磨いていきたいです。

身近な先輩たちが目標! グループの一員として貢献したい
――近い将来、こんな社員になりたいという理想の姿はありますか。
古川:実はすごくいいなと思っている先輩がいるんです。一人は、お客さまのちょっとした態度や言葉から小さな変化を感じ取れる人です。もう一人は、お客さまに寄り添って気持ちを引き出したうえで、お客さまのためになる提案ができる人です。共通するのは、とても優しくて親身になって相手のことを考えられるところだと思います。そんな先輩社員のようになりたいなと思っています。

――身近に理想の先輩がいるなんて素敵ですね! これから日本郵政グループの一員として、どのように貢献していきたいですか。
古川:日本全国にグループ各社があるのが強みなので、だからこそ影響力は大きいと思います。私の力は小さなものですが、NISAやiDeCoなどの知識を今以上に身に付け、お客さまの生活のお役に立てるようしっかりと務めていきたいと思っています。

――ゆうちょ銀行で働く魅力を、どんなところに感じますか。
古川:仕事をしながら、お金に関することなど、さまざまな勉強ができるところだと思います。毎日、経済状況などを自然と確認できる環境もメリットですよね。あと、福利厚生制度が整っていて、例えば、将来ライフステージが変わったときにも働き続けやすいというのも大きな魅力だと思います。
――最後に、5年後はどんな自分になっていたいですか。目指したい姿を教えてください。
古川:お客さま一人ひとりに寄り添って、信頼される社員になりたいです!



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