世界で「自分に勝つ」レースを。廣中璃梨佳選手の世界選手権、パリオリンピックへ向けた挑戦

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日本郵政グループ女子陸上部に所属する、廣中 璃梨佳(ひろなか りりか)選手。昨年行われた東京オリンピック、そして2022年5月の日本選手権での彼女の活躍は、日本郵政グループ社員はもちろん日本中に感動を与えてくれました。

7月に世界選手権を控え、北海道士別市で合宿に参加する廣中選手に、合宿中の様子や今後の目標、意気込みについて現地でお話を伺いました。

日本郵政株式会社

廣中 璃梨佳(ひろなか りりか)選手

2019年、日本郵政株式会社に入社。2021年夏の東京オリンピックでは女子5000m決勝で日本新記録を樹立(第9位、14分52秒84)し、女子10000m決勝では第7位に入賞を果たす。2022年5月7日に行われた日本選手権では、体調が万全でない中、女子10000mで優勝(二連覇)を果たす。2022年7月にアメリカのオレゴンで行われる世界選手権には女子10000mでの出場が決定している。(※1)

※1 インタビューは2022年5月に実施しています。2022年6月12日の日本選手権女子5000m第2位の結果を受け、廣中選手は女子5000mと女子10000mの2種目で世界選手権日本代表に内定しました。

世界選手権に向けて、最高の環境でトレーニングに臨めている

廣中選手は5月に士別市に入り、6月の日本選手権(5000m)、7月の世界選手権(※1)に向けてのトレーニングを開始しました。士別という場所の印象について、廣中選手は次のように話します。

「士別市はこの時期、気温がぐっと上がらない涼しい土地で、雨も少なくとても恵まれたトレーニング環境だと思います。汗をかき過ぎずに練習できるので、とても快適ですね。競技場以外にも1周3km、10kmのロードコースがあったり、川沿いを走ったりできる点でもいい環境だと感じます。あと、近くで採れる山菜など自然の食材を味わえるのも魅力です。素晴らしい場所なので集中して練習に打ち込めています」(廣中選手)。

昨年も、オリンピック前に士別市での合宿を経験した廣中選手。レース前は不安や緊張を感じることも多いそうですが、士別市でのトレーニングはリフレッシュできる環境も整っているといいます。

「昨年も、東京オリンピックの直前まで士別で練習をしていました。初めてのオリンピック出場ということもあり緊張していましたが、監督に士別神社に連れて行ってもらい、少し陸上のことを忘れて気持ちが楽になりました。良い気をもらえたのかなと思っています」(廣中選手)

世界選手権に向けた意気込み「オリンピックの自分を超える」

7月15日からは第18回世界陸上競技選手権大会がアメリカオレゴン州で開催されます。廣中選手は、女子10000mでの出場が決定している中、世界大会をどのように位置付けているのでしょうか。(※1)

「まずは6月にある日本選手権5000mに向けて練習をしつつ、それをステップとして世界大会につなげていきたいなという想いです。自分のなかでは、まだまだ世界の経験は浅いので、世界選手権では『オリンピックの自分を超える』、イコールそのタイムを超えるというのが目標です。守るレースではなく、自分に勝つレースをしたいと思っています。世界のトップ選手と戦えるチャンスなので、そうした選手と肩を並べて一緒に戦い、少しでも競い合いたいという気持ちです。緊張もある反面、とても楽しみでもありますね」(廣中選手)

国際大会を控える中での合宿では、トップクラスの選手たちと競い合うため、「仕掛け(他の選手がスパートをかけるタイミング)」についていく、スピードを意識したトレーニングを行っているといいます。

「世界大会に向けて、きつくなった後にもう1回プッシュする練習を取り入れたり、世界の選手が前に居て一緒に走っているイメージを持ったりしながらトレーニングに取り組んでいます」(廣中選手)

地元や日本郵政グループ社員からの応援が、世界での走りを支える

日本郵政グループに所属する廣中選手。競技に集中できる環境を用意してもらっている日本郵政グループに感謝を述べながら、応援の力が大きな支えになっていると話します。

「いつもたくさんの方々に応援していただいて、本当にうれしく思います。近くに大きな公園や川沿いに土の道がある環境のよい寮を用意してもらい、皆さんの優しさとぬくもりを感じているところです。寮の近くの郵便局に行くと『見ていたよ、頑張ったね!』とみなさんが声をかけてくださって、その言葉が『もっと頑張ろう』という活力になっています」(廣中選手)

また、廣中選手の出身地である長崎県の郵便局でも、さまざまなかたちで皆さんが応援してくださっているといいます。

「私の地元、長崎にも大きい郵便局(長崎北郵便局)があるのですが、東京オリンピックの際、私が走っている姿のパネルを飾ってくださったり、路面電車にも走っている姿と直筆のメッセージを載せてくださったりと、さまざまなかたちで応援していただきました。地元の方がそれを写真に撮ってくれて、『見たよ』と声をかけてくださるのも本当にうれしいですし、それでまた元気をもらっています」(廣中選手)

21歳の若さで世界に挑む、廣中選手。7月に行われる世界選手権はもちろん、今から2024年に開催されるパリオリンピックも視野に入れているといいます。

「2024年のオリンピックまでに、2022年7月の世界選手権を含め、何度か世界大会があります。そうした大会でトップクラスの選手と肩を並べながらどんどん経験を積んで、パリに向けて照準を合わせていきたいです」(廣中選手)

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※2 撮影時のみマスクを外しています。

            

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