名古屋でズッキュン♡初体験! 仕掛け人に話を聞いてみた

名古屋でズッキュン♡初体験! 仕掛け人に話を聞いてみた

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2025年12月10日(水)~14日(日)に六本木ヒルズ(東京都港区)で開催中の「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」。過去4度の開催で累計来場者数が50,000人を超える、大人気コンテンツです。記事後半ではズッキュン♡郵便局の最新情報もお届けします。
本記事では、2025年3月に愛知県名古屋市で開催された「ズッキュン♡郵便局 in Nagoya」の運営を担当した社員に、開催までの経緯やイベントを通して得られたもの、「ズッキュン♡郵便局」の今後の展望を伺いました。

安藤 里佳子(あんどう りかこ)さん

日本郵便株式会社 東海支社 経営管理部 地方創生室

安藤 里佳子(あんどう りかこ)さん

2015年4月、日本郵便株式会社に入社。2021年2月より現職。最近の"ズッキュン"は、実家で飼いはじめたマルチーズ。

※取材時の所属を記載しています。

鈴木 海友(すずき かいと)さんト

日本郵便株式会社 東海支社 経営管理部 地方創生室

鈴木 海友(すずき かいと)さん

2022年4月、日本郵便株式会社に入社。2023年4月より現職。なついてくれている甥っ子が自分に駆け寄ってくる姿にズッキュン♡している。

※取材時の所属を記載しています。

画像の代替テキスト

日本郵政株式会社 JP未来戦略ラボ 主任

小谷 真子(こたに まこ)さん

2018年、日本郵便株式会社に入社。2024年より現職。前回開催に続いて「ズッキュン♡郵便局」の企画および運営を担当。沼津港深海水族館で出合った「メンダコ」に"ズッキュン"中。

手紙文化の魅力が詰まった「ズッキュン♡郵便局」

――渋谷、大阪、池袋とこれまで三度開催された「ズッキュン♡郵便局」の反響はいかがでしたか。

小谷:回を重ねるごとに多くのお客さまにお越しいただき、毎日のように来てくださる方、第一弾から毎回来場してくださる方がいらっしゃるなど「ズッキュン」のファン増加を実感しています。スポット的な開催ながら、お客さまの心に残るイベントとして成長していることをうれしく思っています。

小谷 真子(こたに まこ)さんト

――「ズッキュン♡郵便局」の魅力は何だと思いますか。

安藤:どこかテーマパークのような雰囲気があり、手紙を書く楽しさを再認識できる場所であることは大きな魅力だと感じています。デジタル全盛の時代ですが、相手を想い、頭を悩ませながら一文字一文字したためるひとときは、貴重な体験になるのではと思います。

安藤 里佳子(あんどう りかこ)さん

鈴木:普段、郵便局に足を運ぶ機会が少ない若い世代のお客さまにも、自然な形で郵便局のサービスレベルの高さを体感いただける場になっているのではないでしょうか。

鈴木 海友(すずき かいと)さん

小谷:普段の郵便局とは異なる雰囲気のなかで社員とお客さまがコミュニケーションを重ねられる場であることも「ズッキュン♡郵便局」の魅力だと感じています。手紙を書くことにあまり慣れていないお客さまに寄り添ったお声がけをしたり、初めて切手を貼る子どもたちを丁寧にサポートしたりするなど、「お客さまの想いを届けるためにどうしたらいいか」を社員が自ら考え行動する姿と、それを喜んでくださるお客さまの姿が至る所で見られます。

東海エリアで初開催! ご当地色プラスで進化した「ズッキュン♡郵便局 in Nagoya」

ご当地色プラスで進化した「ズッキュン♡郵便局 in Nagoya」

――第四弾の開催、そして開催地が名古屋になった経緯について教えてください。

小谷:昨年、SNSで(第三弾の)池袋開催の告知をしたところ、「東京以外にももっと来てほしい!」といったお声をいただいたんです。そういったお声にも応えていきたいと思い、スケジュールも含めて開催の実現可能性を検討した結果、名古屋に決まりました。会場を「KITTE名古屋」のアトリウムにした理由は、名古屋駅直結で若い世代やファミリー世代の来場を期待でき、通りがかりのお客さまにも認知いただけるのではと想像できたためです。

――東海支社のお二人は「名古屋開催」を聞いて率直にどう思われましたか。

安藤:「いつか名古屋でも!」と思っていたので、うれしかったです。その後、本社と東海支社とで数カ月にわたり打ち合わせを重ねるなかで、お客さまはもちろんですが、スタッフとして勤務する社員も楽しめるイベントにしたいという想いが芽生えてきました。

鈴木 海友(すずき かいと)さんと安藤 里佳子(あんどう りかこ)さん

鈴木:過去の「ズッキュン♡郵便局」の様子を動画で見て、社員が楽しそうに働いていた姿が印象に残っていて。だから、「いつか自分もかかわれたら」という想いがありましたね。

――工夫した点を教えてください。

当日の様子

小谷:これまでの会場に比べて、今回の会場はコンパクトでしたが、これまでと同様にお客さまに楽しんでいただけるよう、コンテンツや作業テーブルは減らさず、レイアウトを工夫しました。また、お客さまの体験をよりよいものにするために、使用頻度の高いパーツは多めに手配し、会場での写真撮影も気兼ねなく楽しんでいただけるように「ハートポスト」の裏に壁を立てて、ほかのお客さまが写り込まないようにするなど、前回までの反省を活かして改善しました。

安藤:デザイン面では名古屋らしさを打ち出しました。企画メンバーの半数が名古屋出身者で、「『華やかなもの、ゴールドや黄色など明るいカラーが好き』という地域性はあるよね」という意見をデザインに活かしました。

シャチホコモチーフ

小谷:私は個人的にご当地アイテムが好きなのですが、本社・支社の企画メンバーのなかからも「シャチホコモチーフを入れたい」というアイディアが出て、「ズッキュン♡切手ガチャ」「ズッキュン♡切手プリ」の切手コンテンツなどに採用されました。実は、ご当地モチーフを取り入れたのは今回が初めてなんです。両コンテンツとも人気だったようですし、名古屋の思い出として楽しんでいただけたのではないかと思います。

切手ガチャを回す男の子
「ズッキュン♡切手ガチャ」にはシャチホコがデザインされた切手が数種類
「ズッキュン♡切手ガチャ」にはシャチホコがデザインされた切手が数種類
撮った写真を切手にできる「ズッキュン♡切手プリ」
撮った写真を切手にできる「ズッキュン♡切手プリ」

新たな体験で、お客さまも社員も笑顔満開!

――来場されたお客さまの様子を見て、どのような感想を持ちましたか。

鈴木:特に印象深かったのは、手紙を書く子どもたちの真剣な表情と、覚えたてのひらがなを一所懸命書いているその姿を見つめている親御さんの優しいまなざしです。また、ある小学生は「手紙の出し方がわからなかったけど、ここで覚えられてうれしい!」と言ってくれました。新しい体験を提供できたと思うと、私もうれしく感じました。

もともと手紙を書くのが好きだったという親子のお客さま
もともと手紙を書くのが好きだったという親子のお客さま。「想いを文字にすると一層伝わる気がして。娘はいとこのお姉ちゃんに、私は両親に『カラフル♡ファンレター』を書きに来ました」

安藤:手書きの文字や絵を見るだけで「一所懸命さ」が伝わるのも、手紙のいいところだなと再認識しました。それと想像以上の盛り上がりに、「自分たちが、こんな光景を生み出せるんだ」という驚きがありましたね。どのお客さまも入場から退場されるまでずっと笑顔でいてくださることがありがたく、とても心に残っています。

名古屋開催を待ち望んでいたというお客さま
名古屋開催を待ち望んでいたというお客さま。「今日は、大好きなアーティストに『こっそり♡告白レター』を書きに来ました。今回のグッズもどれもかわいくて、素敵なイベントですね」
SNSで「ズッキュン♡郵便局」を知り、立ち寄ったというお客さま
SNSで「ズッキュン♡郵便局」を知り、立ち寄ったというお客さま。「手紙は受け取るばかりですが、直筆は気持ちが伝わってきますよね。みんな楽しそうにされていて、普段の郵便局とはまた違ったイメージで新鮮でした」

小谷:社員がいきいきと働いてくれていたのも幸せでした。ヘアスタイルやアクセサリーは自由※なので、「ズッキュン♡」をイメージしたピンク色に髪を染めた社員、手作りのラブレター型のピアスをつけた社員など、それぞれの考えで盛り上げてくれていました。たくさんの社員が「ズッキュン♡郵便局」で働くことを楽しみにしてくれていたと知り、オープン前から「開催してよかったな」と感傷に浸っていました(笑)。

※「ズッキュン♡郵便局」では、社員がより自分らしい姿で働くとともに、お客さまに新しい郵便局のイメージを感じていただけるよう、ポップアップイベントの特例措置としてヘアカラーやネイル、アクセサリーの着用を自由としている。

郵便ポスト
スタッフからは「お客さまの笑顔や、あちこちで上がる『かわいい!』という声がとにかくうれしい」「何か新しいことにチャレンジしたいという想いを実現できました!」などの声も聞かれた

安藤:東海四県(愛知・岐阜・三重・静岡)の郵便局からスタッフを募ったのですが、多くの社員が自ら「働きたい」と手を挙げてくれ、抽選になるほどでした。お客さま、社員どちらからも「郵便局はこんなこともできるんだ!」と思ってもらえる「ズッキュン♡郵便局」が、この先も続いていくといいなと思います。

より多くのお客さまが楽しみ、社員がチャレンジできる場に

――「ズッキュン♡郵便局」の今後の展開について教えてください。

小谷:「ズッキュン♡郵便局」をこの先も愛していただくためには、常にコンテンツのブラッシュアップが必要だと考えています。会場の規模や期間が変わっても、「『ズッキュン♡郵便局』といえばこれ!」と、多くの方に楽しんでいただけるコンテンツを作っていきたいです。

小谷 真子(こたに まこ)さん

――「ズッキュン♡郵便局」に携わった経験を、今後の業務にどう活かしていきたいですか。

鈴木:「ズッキュン♡郵便局」は、郵便局と支社、本社が一体となったことで実現できました。「どうすればお客さまによりよいサービス提供ができるか」をともに考え、現状に満足せず、行動し続けていきたいです。

鈴木 海友(すずき かいと)さん

安藤:「ズッキュン♡郵便局」に携わることで、郵便局で働く社員との交流が深まりました。このつながりを大切にしながらよりよい施策づくりを今後も意識していきたいです。

安藤 里佳子(あんどう りかこ)さん

ズッキュン♡郵便局の最新情報

■「ズッキュン♡郵便局 in Tokyo」
会期: 2025年12月10日(水)~14日(日)12時~21時(12月10日(水)のみ13時~21時)
会場:六本木ヒルズ内「ヒルズ カフェ/スペース」
住所:〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 ヒルサイド2F

ズッキュン♡郵便局 in Tokyoの会場
「ぎゅぎゅっと♡つめほーだいギフト」 レターパックライトセット980円(税込)、 つめほーだいのみ550円(税込)(右)
初登場の「切手風フォトブース」
ハートのポストがお出迎え

■ズッキュン♡郵便局Pocket(常設Webサイト)
ズッキュン♡郵便局の世界観を詰め込んだWebサイト「ズッキュン♡郵便局Pocket」が2025年12月10日オープン! ズッキュン♡郵便局に行けなくても、いつでもどこでもズッキュン♡の世界観を体験できます。
かわいいスタンプを組み合わせてオリジナルのポストカードが作成できる「ズッキュン♡ポストカードメーカー」や、お金との向き合い方をかわいい動物タイプで診断できる「ズッキュン♡どうぶつマネー診断」など、楽しいコンテンツが盛りだくさんです。

ズッキュン♡郵便局Pocketの詳細はこちら
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