「いつかこの経験がつながれば......」日本郵政グループ女子陸上部が小学生向けに陸上教室を開催!

「いつかこの経験がつながれば......」日本郵政グループ女子陸上部が小学生向けに陸上教室を開催!

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日本郵政グループ女子陸上部・POSTIES(ポスティーズ)は、毎年北海道で夏合宿を行っており、その期間中に地元の小学生を対象にした「陸上教室」を開催しています。4年目となった今夏の様子を、現地からレポートします。

4年目となる北海道士別市での陸上教室。「とても楽しみ」

陸上競技において、夏は走り込みを行う重要な時期。日本郵政グループ女子陸上部では毎年、冷涼な北海道で夏合宿を行っています。そんななか、近年恒例になっているのが地元の小学生を対象とした「陸上教室」。

北海道北部の中央部に位置する士別市は「合宿の里」として町を挙げて世界へ挑戦するアスリートをサポートしており、そうした縁から、日本郵政グループ女子陸上部は士別市教育委員会が主催する陸上教室に協力しています。

陸上教室の開始時に挨拶する選手たち。士別南小学校のグラウンドにて

市立士別南小学校の児童を対象に陸上教室を行うのも、今年で4回目。当日は3年生の2クラスを合わせた42名の児童が参加し、選手たちと触れ合いました。

鈴木 亜由子(すずき あゆこ)選手やキャプテンの菅田 雅香(すがた みやか)選手も、毎年楽しみに参加しているようです。

鈴木選手
(2014年度
入社)

私は1回目から参加しているので、今年で4回目です。

菅田選手
(2019年度
入社)

選手みんながとても楽しみにしていました。

準備運動は「MEKIMEKI体操」でスタート

陸上教室が始まると、まずはみんなで「MEKIMEKI体操」を行いました。選手が前に出て見本を見せながら、皆でいっしょに体をほぐします。

チームのなかでもMEKIMEKI体操をひときわ熟知している和田 有菜(わだ ゆな)選手(写真右)

和田選手
(2022年度
入社)

たくさん練習したので、キレのある動きを見せられたと思います(笑)。

準備運動の次は、走るための基本動作のトレーニングに移ります。腕を大きく振る、足をしっかり上げるといったメニューに、次々と取り組んでいきます。

選手たちにとっては、普段自分たちが取り組んでいるメニューと基礎は同じ。子どもたちに手本を見せたり、アドバイスを送ったりしました。

「腕振り」や「もも上げ」など、効率よく走るための基礎を子どもたちといっしょに。写真中央は土井 葉月(どい はづき)選手

鈴木選手

初めは緊張していたみたいで、動きが硬い子もいましたね。

和田選手

でも、体を動かすと緊張もほどけてきたみたいです。

「手つなぎ鬼」で距離を縮めて、「3分間走」をいっしょにチャレンジ!

基本動作のトレーニングの次は、「手つなぎ鬼」を行いました。鬼ごっこの一種ですが、捕まえられた人は鬼と手をつないでどんどん鬼が増えていくことから、限られたスペースでうまく逃げ切ることが求められます。

選手全員が鬼になってスタートしますが、このころになると、子どもたちの緊張もなくなり、思いっきり駆け回っていました。子どもたちと選手の間に会話も生まれて、すっかり打ち解けてきた様子です。

子どもたちと手をつなぎながら駆け抜ける和田選手(写真中央)

参加した選手たちに後から話を聞くと、子どもたちとの距離感が縮まったことがよくわかります。

(写真左から)土井選手、山中 菜摘(やまなか なつみ)選手、杉森 心音(すぎもり ここね)選手、小坂井 智絵(こさかい ちか)選手

「普段は小学生とかかわる機会がないので、新鮮で楽しかったですね」(土井選手)

「私たちは普段の練習で切り返しの動きはしないので、(鬼ごっこで)角まで追い詰めたけど逃げられちゃいました(笑)」(山中選手)

「そう! フェイントをかける素早い子がいて、ずっと追いかけっこをしていました」(小坂井選手)

「逃げ切った女の子がいましたよね!? びっくりしました」(杉森選手)

陸上教室の最後は、「3分間走」にチャレンジ。選手たちは子どもたちといっしょに、グラウンドを駆け抜けました。

子どもたちはこの日教わったことを思い出しながら、そして選手に励まされながら力いっぱい走りました。陸上教室は1時間ほどでしたが、選手たちも子どもたちも、思いっきり体を動かす機会になったようです。

鈴木選手

子どもたちのエネルギーを感じて、自然と笑顔になっちゃいました。

菅田選手

私たちが元気をもらいましたね!

「子どもたちに元気をもらった」と話すキャプテンの菅田選手(写真中央)と、和田選手(左)、鈴木選手(右)

「いつか今日の経験がつながれば」「将来いっしょに走れるといい」

子どもたちにとって、トップアスリートと触れ合った経験は、その後の人生にも良い影響を及ぼすことでしょう。実は日本郵政グループ女子陸上部のなかにも、そういった経験のある選手がいます。

和田選手

学生のころに野口 みずきさん(女子マラソン・アテネ五輪金メダリスト)に会ったことがあります。ランニングアカデミーに参加したときのことで、かっこよくてオーラがありました。私もそうなりたいと思いました。

今回参加した子どもたちは、この先テレビなどで選手たちの活躍を目にすることで、「あの日いっしょに走ったお姉さんだ!」と思い出すことでしょう。

陸上教室の最後には記念の色紙を贈呈しました。プレゼンターは谷本 七星(たにもと ななせ)選手(写真右端)と、小暮 真緒(こぐれ まお)選手(右から2人目)のルーキー2人

鈴木選手

子どもたちにとって、今日の経験がいつか陸上をすることにつながればうれしいです。

和田選手

将来、いっしょに走れるといいですね。

菅田選手

POSTIESに入ってくれたりして!

日本郵政グループ女子陸上部は、地域貢献・社会貢献を目的として、数多くのイベントに参加しています。今後も、さまざまな縁でお世話になっている地域の方々への感謝を胸に、競技での成果はもちろん、各地域で、競技の振興や次世代の子どもたちへの取り組みを進めていきます。

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