クイーンズ駅伝2022を控える日本郵政グループ女子陸上部に直撃!(前編)~モチベーション維持の秘訣やリフレッシュ法とは?~

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今年も11月27日(日)に宮城県で第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)が開催されます。創部2年目の2015年に初出場(12位)し、クイーンズ駅伝の第一歩を踏み出した日本郵政グループ女子陸上部ですが、翌2016年には僅か2度目の挑戦で一気に初優勝を果たし、2019年には3年ぶり2度目の優勝、翌2020年には大会新記録(当時)で2連覇を達成し3度目の優勝を成し遂げています。

昨年(4位)以上の結果を目指し、クイーンズ駅伝2022の本番に向け、日々ハードなトレーニングを続けている、鈴木亜由子(すずき あゆこ)選手、太田 琴菜(おおた ことな)選手、大西 ひかり(おおにし ひかり)選手、廣中 璃梨佳(ひろなか りりか)選手に、モチベーション維持の秘訣やリフレッシュ法などをうかがいました。

取材は10月上旬に都内の日本郵政グループ本社で行いました。
左から鈴木亜由子選手、太田琴菜選手、大西ひかり選手、廣中璃梨佳選手

今年もクイーンズ駅伝へ。みなさんの準備状況は?

鈴木:私はベルリンマラソンを終えてまだ2週間弱なので、疲労を取りつつ、いい状態で駅伝合宿に入れるようにコンディションを整えているところです。

太田:私は、翌週にハーフマラソンを控えているので、まずはそれに向けた準備をしていて、そのレースが終わったら合宿に合流する予定です。

大西:私もマラソン明けで、月末からチームの駅伝合宿に合流します。

廣中:夏合宿後いろんなレースに出て、今週も国体で5000mに出場予定です。連戦で疲労を感じているところでもあるので、駅伝に向けてのコンディションづくりはこれからですね。

11月からは合宿に。チームの雰囲気は?

太田:マラソンに出場している選手は別として、夏から一緒に合宿をしてきているので、チームの団結は少しずつできてきていると思います。

鈴木:レースや合宿している場所は別々ですが、お互いのがんばりは離れたところからでも刺激を受けています。個々が溜めてきた力を一気に集結させると、大きな力になると思います。私は、廣中選手の夏の世界選手権を見て、とても力をもらいました。また、太田選手のMGC突破にも刺激を受けて「自分も!」となりました。

太田:私は、亜由子さんがマラソンのレースを走っているのを沿道で応援していたことがあるんですが、ほぼ4年間ケガで走れなかったときにも亜由子さんは声をかけ続けてくれて、「いつか亜由子さんと同じ舞台で走りたい!」と思っていました。

大西:私もチームメイトの結果から刺激を受けたり、練習の頑張りからも力をもらったりしますね。同期の選手はもちろんですが、後輩も力を付けてきたなって。

廣中:本当に、チームメイトがいるから頑張れますね。別の場所で合宿していても、練習メニューをLINEで共有しているので、刺激を受けています。トラックシーズン中は選手ごとの目標によっては別の場所でトレーニングすることもあるのですが、全体の合宿で顔を合わせる時には、みんなと和気あいあいで盛り上がれます。

「個々の力を集結させて、大きな力に」と鈴木選手(左)

競技では苦しい思いや不調に見舞われることも。そんな時のモチベーション維持の方法とは?

鈴木:自分自身の目標をぶらさず、コツコツと努力することですが......。やはり家族や応援してくれる人がいるから頑張れるのだと思います。この世にひとりだったら、たぶん頑張れていないですね。

太田:私はケガの時期が長かったのですが、自分が辛いときにも声をかけてくださる方々がいるということが大きな財産でした。そういった方々がいるから、走れる限りは走りたいと思えるし、そういった方々の存在があるからこそ頑張れると思っています。

大西:私は、悩んだときや辛いときは、そうした経験を乗り越えてきた人にアドバイスを求めますね。家族や、いままでお世話になってきた人たちに素直に相談します。チームの先輩たちも、さり気なく気にかけてくれたりしています。

廣中:私の場合は、学生時代の恩師に電話をかけたり、家族にはほぼ毎日電話をかけているんですが、話を聞いてもらうことが一番ですね。それから、香ものが好きなので、アロマを焚いてリラックスしたりしています。

音楽をかけて練習をすることも。太田選手(左)、大西選手(右)をはじめ"推し"の存在が......

気分をアゲる、独自の方法も?

大西:私はアニメが好きなんですが...、お気に入りの名言をしんどいときに心のなかで唱えています(笑)。

鈴木:今回のマラソンの練習中、曲を流していたんですけど、ひかりの"推し"はTWICEで......

大西:亜由子さんがももクロで、名古屋のときも(琴菜さんと)2人で音楽を流していたんですけど、琴菜さんの一番は......

太田:Snow Man!(笑) プレイリストを作って携帯を監督に渡して、伴走用の自転車に付けてもらっているスピーカーからけっこうな音量で流してもらっています。

改めて、クイーンズ駅伝へ向けて

鈴木:たすきをもらうと、本当にパワーをもらえるんです。普段一緒にいる仲間だけど、たすきをつなぐために懸命に走ってくる姿を見るとすごくうれしいし、安心するし、スイッチが入ります。また、自分がたすきをつなぐ場面でも、仲間が見えると力になります。

この力を結集して、いい結果を残せるように頑張ります!

クイーンズ駅伝2022にを控える日本郵政グループ女子陸上部に直撃!(後編) ~今回のクイーンズ駅伝の抱負とは~

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