「JPグループ東北 女性フォーラム」リポート
育児や介護の先にもキャリアはある!

INDEX

先輩方の働き方を知り、
自身の"ライフ"と"ワーク"を見つめ直す場

多様な視点や価値観を尊重し、社員一人ひとりが生き生きと能力を十分に発揮できることが、グループの持続的な成長の源であると考える日本郵政グループは、ダイバーシティの推進に積極的に取り組んでいます。

2021年10月、日本郵便東北支社は、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の協力のもと、郵政創業150年 「JPグループ東北 女性フォーラム」をZoomにて開催しました。同フォーラムには、グループ各社のほか、アフラック生命保険株式会社の女性社員も参加。総勢389名が一堂に会し、組織の垣根を越えた交流で大いに盛り上がり、女性社員が働き方やライフスタイル等について、学び、考える機会となりました。

胸に響く! 強くしなやかに活躍する
女性リーダーたちのメッセージ

本フォーラムでは、日本郵政グループで活躍する女性トップ3名、および7名のパネリストが登壇し、自身の体験を語りました。責任あるポジションに身を置く女性リーダーの方々も、家庭や介護との両立といった壁にぶつかりながら、それでもそれらを乗り越えて今の場所に立っていました。そんな、強く、しなやかに活躍する女性リーダーたちの、等身大のメッセージをお届けします。

日本郵便 常務執行役員 東北支社長

小野木 喜惠子(おのき きえこ)さん

3人の子育てを経て、実父や義母等の介護も仕事をしながら続けてきました。苦しいこともたくさんありましたが、家族と職場の皆さんの協力を得て、なんとか乗り越えてきました。これまでの経験から、仕事も家庭もうまくいくカギはチーム力だと思っています

仕事をしていくうえで大切なことは、学び続けること。学ぶことは自分に自信を与えてくれます。私は各種資格に挑戦し続けてきました。子育てや介護もまた学びの連続です。

役職が上がるにつれ、さまざまな出会いがあり、世界が広がります。仕事を通じて成長を感じることができます。目の前のこと一つひとつに一生懸命取り組み、学び続け、周囲の方々と協力しながら歩んでいけば、おのずと未来への扉が開いていくということを皆さんにはお伝えしたいと思います。

ゆうちょ銀行 仙台貯金事務センター 所長

石塚 成子(いしづか しげこ)さん

ゆうちょ銀行はダイバーシティに関する取り組みを2016年度に本格化しました。5年間で女性管理職比率は10.9%から15.7%へと大きく向上し、女性が働きやすい環境になったと実感しています。しかし、最初からそういった職場だったわけではありません。私が若い頃働いていた職場は、上司も先輩も同僚も男性ばかりで、「営業に女はいらない」と言われたこともありました。

最も大切なことは、年齢や性別、家庭環境などにかかわらず、社員の多様性を認め、それぞれの人が自身のキャリアを考えながら、生き生きと仕事ができる明るい職場を築いていくことです。同じような考え・経歴の人ばかりでは会社は発展しません。多様性のある社員の皆さまの存在が、変化に対応した会社の未来を築いていきます。

臆することなく積極的にさまざまなことにチャレンジしてください。次のステップを目指してください。役職が変わることで見える世界が変わります。心の準備ができている人に必ずチャンスは巡ってきます。各社でダイバーシティを推進し、よりよい会社となるよう一緒に取り組んでいきましょう。

かんぽ生命保険 仙台事務サービスセンター センター長

菅野 厚子(かんの あつこ)さん

かんぽ生命では「女性活躍推進へ向けたアクションプラン」を策定し、「社員一人ひとりがその能力を開花させ、女性社員が自分らしくキャリアアップし、さまざまな職場やポジションで活躍できる職場づくり」に取り組んでいます。

私が勤務するかんぽ生命仙台事務サービスセンター (前出)は、約600名の社員が勤務し、その6割が女性です。役職者クラスの男女比は半々で、管理者の4割が女性です。

仕事を続けていくなかで、ライフイベントと仕事の両立に悩む時期があると思います。しかし決して一人ではありません。会社のサポートや周りの方々の協力もあります。

私自身も子育てや母の介護を経験し、その都度周りの皆さんの理解と協力を得ながら、仕事を続けてきました。振り返ると、その時々で自分にできることを精一杯行ってきました。そしてさまざまな方との出会いを通じて学び、仕事を通じて成長させていただいたと実感しています。本日の出会いを通じて、皆さまが新たな気づきを得、さらに一歩踏み出すきっかけにしていただきたいと思います。

成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと

女性トップ3名からのメッセージの後は、日本郵便、ゆうちょ銀行およびかんぽ生命保険の7名の管理者・役職者の皆さんによるパネルディスカッションを開催。「キャリアと経験談」「私の経営理念実践」などのテーマで、皆さんそれぞれの意見が交わされました。「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」など、壁にぶつかりながらもそれを乗り越えてきたパネリストの皆さんの前向きな姿勢や温かい言葉が心に響く一幕でした。

ライフにもワークにも全力投球で道を切り開いてきた女性社員たち。理解し支えてくれた上司や同僚、後輩など、周囲の人たちへの恩返しの意味も込めて、日々励んでいるのだとか。互いに支え、支えられるという助け合いの循環が、ダイバーシティの推進力となっていくのかもしれません。

誰もが生き生きと自分らしく活躍できる組織の実現に向けて、日本郵政グループの取り組みはこれからも続いていきます。

数字で見る日本郵政グループの女性活躍推進

日本郵政グループは、2021年5月に策定した中期経営計画「JPビジョン2025」にて、 ESG目標として「2030年度 本社における女性管理者比率30%」を設定しました。女性社員がその能力を最大限に発揮できるよう、環境整備や人材育成を進めています。

日本郵政グループで活躍する女性従業員数

育児休業取得者数

介護休業取得者数

管理者に占める女性の割合

※撮影時のみマスクを外しています

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