郵便局が身近な収納スペースに! 「ぽすトランク」が広げる暮らしの可能性

郵便局が身近な収納スペースに! 「ぽすトランク」が広げる暮らしの可能性

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郵便局の空きスペースを活用した、貸しトランクルーム「ぽすトランク」。
2024年3月のサービス開始以降、現在は全国5局(※)へと広がり、地域の"身近で安心できる収納スペース"として注目が高まっています。今回は、2025年7月よりサービスを導入した札幌東郵便局を紹介します。

※2026年2月時点。札幌東郵便局(北海道)、宇都宮南郵便局(栃木県)、松戸北郵便局(千葉県)、八幡西郵便局(福岡県)、牧志郵便局(沖縄県)

足立 真(あだち まこと)さん

日本郵便株式会社 札幌東郵便局 局長

足立 真(あだち まこと)さん

1985年、郵政省(当時)に入省。2025年4月より現職。趣味として40歳からアイスホッケーを始め、現在は一般財団法人札幌アイスホッケー連盟の理事も務める。

齋藤 嘉一(さいとう かいち)さん

日本郵便株式会社 地域共創事業部

齋藤 嘉一(さいとう かいち)さん

2022年、株式会社かんぽ生命保険に入社。2025年4月より日本郵便株式会社に出向し、現職。ぽすトランクの新規開発に従事している。趣味は旅行。

須藤 聖奈(すとう せな)さん

日本郵便株式会社 地域共創事業部

須藤 聖奈(すとう せな)さん

2024年、日本郵政株式会社に入社。2025年10月より現職。ぽすトランクの店舗のマーケティングなどを担当している。趣味はキャンプ。

郵便局から生まれた、新しい"地域の収納スペース"

2024年に誕生した郵便局の貸しトランクルーム「ぽすトランク」。郵便局の空きスペースを活用し、地域の暮らしに寄り添う郵便局の新しいサービスです。

札幌東郵便局内にある「ぽすトランク札幌東店」は、もともと郵便の集配などの業務に使っていた事務室を活用した店舗です。2019年にこれらの業務を別の郵便局へ移管したことで、空きスペースとなった場所を地域の役に立つ形で活かせないか――。そんな思いから、"地域の収納スペース"として生まれ変わりました。

札幌市東区の中心部にある札幌東郵便局

局長の足立さんは、導入を聞いた当初の率直な思いをこう語ります。

「最初は『郵便局でトランクルーム?』と少し驚きましたが、お客さまの暮らしの近くで役に立つという郵便局の役割を考えると、とても相性のよい取り組みだと感じました。当局は地下鉄駅から近く、駐車場も広く、ゆうちょ銀行の店舗併設局でもあります。多くのお客さまが日常的に足を運ばれる場所だからこそ、使われていなかったスペースを地域の利便につなげられるのは大きな価値だと実感しています」(足立さん)

実際に店舗を訪れると、郵便局ならではの特長が活かされていることに気づきます。広々とした駐車場に面した入口部分は、かつて配達車両の発着場として使われていた大きな庇(ひさし)が残されており、雨や雪の日でも濡れずに荷物の搬入・搬出が可能。気候変化が大きい北海道では、特にありがたい設計です。

広い駐車場が隣接した、ぽすトランク札幌東店

郵便局ならではの安心感と使いやすさが魅力

ぽすトランクの魅力の一つが、郵便局ならではの安心感です。店舗内は郵便局の全館冷暖房で適切に温度管理され、荷物の品質が守られやすい環境が整っています。

「北海道は夏と冬の寒暖差が大きい地域なので、温度管理が行き届いている点はお客さまにとって大きな安心材料になると思います。最近はEC(電子商取引)や通販で商品を扱う方も増えていますよね。当局は土日も郵便窓口を営業していますので、保管した商品をすぐにゆうパックで発送できる点も魅力で、利便性が高いと感じています」(足立さん)

店舗内は暗証番号による入退室システムを導入し、セキュリティも万全

お客さまの声から「地域のニーズ」を実感

ぽすトランクの周知においては、郵便の集配を行っている丘珠(おかだま)郵便局の社員が宣伝チラシをポスティングしたほか、札幌東郵便局の窓口にパンフレットを設置。こうした取り組みにより、オープン前の内覧会には多くの地域住民が訪れました。

「特に印象的だったのが、『郵便局だから安心だと思って見に来たよ』という声が多かったこと。また、北海道という土地柄もあって、冬用タイヤや自転車、季節の衣類の保管などへのニーズも寄せられました。直接お客さまの声を聞くなかで、『これは地域の暮らしに寄り添うサービスになれる』という手応えを強く感じましたね」(足立さん)

今後は利用者増加を見据えた駐車場案内の整備や、EC事業者の利用促進にも力を入れていく予定です。

「丘珠郵便局と協力し、商品の保管場所を探しているEC事業者の方にぽすトランクを紹介するなどの連携も始めました。郵便局ならではの安心感と利便性を活かして、もっと身近なサービスに育てていきたいですね」(足立さん)

お客さまの使いやすさを第一に、荷物整理や梱包作業ができる事務テーブル、台車なども完備

ぽすトランクが目指す、暮らしの質の向上

ぽすトランクを企画した、齋藤さん、須藤さんにもお話を伺いました。

――ぽすトランクのサービスを企画した背景を教えてください。

齋藤:全国各地の郵便局では、郵便・物流のオペレーション効率化に伴い、空きスペースが増えています。「この空間を地域の暮らしに役立てられないか」という思いが、ぽすトランク誕生のきっかけでした。住居面積の縮小に伴って、収納不足は全国で見られる課題であり、郵便局であれば"身近で安心"という価値もあわせて提供できると考えました。

――全国の利用者さまからは、どのような声が寄せられていますか。

須藤:大切なものを預けるうえで「郵便局だから安心」という声を多くいただいています。また、収納している荷物を発送する際、郵便局と併設しているため非常に便利だという評価も寄せられています。

――最後に、今後のサービス展開について教えてください。

齋藤:需要が見込まれる地域から積極的に導入を広げていきたいと考えています。今後も皆さまの収納のお悩みを解消し、暮らしの質を高めるサービスとして育てていくことが目標です。

ぽすトランク札幌東店の概要はこちら

ぽすトランク八幡西店(福岡県北九州市)の概要はこちら

ぽすトランク牧志店(沖縄県那覇市)の概要はこちら

ぽすトランク松戸北店(千葉県松戸市)の概要はこちら

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