進化した「POST and GIFT」が広げる、新たなギフトのカタチ
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昨年に続き、2025年10月30日から販売がスタートした「POST and GIFT(ポストアンドギフト)」。年賀状とギフトを融合させたサービスが広げる新たな可能性について、プロジェクトの担当者にお話を伺いました。
日本郵便株式会社 郵便・物流営業部 課長
湯地 定裕(ゆち さだひろ)さん
2010年、郵便事業株式会社に入社。人事部、東海支社などでの勤務を経て、2018年からはToll Holdings Limitedに出向し、海外での法人営業を担当。帰国後は郵便物流に関する商品サービスの開発全般に携わる。2025年より現職。俳優、演出とダンサーの経歴を持つ。
日本郵便株式会社 郵便・物流営業部 係長
佐伯 麻里子(さえき まりこ)さん
2008年、郵便事業株式会社に入社。郵便局、支社で郵便物流の営業企画を担当し、DX戦略部ではタブレットやアプリの管理を担当。2025年より現職。趣味は家族旅行。旅先で息子たちが泳げるようになるなど、成長を実感することも楽しみの一つ。
日本郵便株式会社 郵便・物流営業部 主任
髙月 愛璃(たかつき あいり)さん
2022年、日本郵便株式会社に入社。近畿支社郵便・物流法人営業室で営業企画を担当。2024年より現職。趣味は、自宅の大画面で楽しむ映画鑑賞。
想いとともに、確かなカタチで手にできるギフトを
――「POST and GIFT」はどのようなサービスですか。
湯地:「POST and GIFT」は二次元コードを印刷したシールで、年賀はがきや、お手持ちのはがき、手紙などに貼って送ると、手書きのメッセージといっしょに選べるギフトを贈ることができるサービスです。受け取った方は、印字されている二次元コードを読み込むことで、ご自身でお好きなギフトを選ぶことができます。
――どのような目的で、誰を対象に始めたサービスですか。
湯地:離れて暮らす家族や、旧来からの友人・知人へのギフトを想定して始めました。また、ビジネスシーンでは「SNSでのつながりはないが、住所はわかる」というケースも多いため、従業員へのねぎらいの気持ちを伝える用途としてもご利用していただけると思います。今年お世話になった方に、感謝の気持ちを伝えるためにご活用いただけるとうれしいですね。
――券種が豊富で、贈る相手やシーンに合わせて選べそうですね。受け取った人が選べるギフトにはどんなものがありますか。
湯地:申込みの際に指定した住所に配送し受け取ることができる配送ギフトと、リアル店舗やオンラインで利用できるデジタルギフトがあります。例えば配送ギフトの場合、ご実家に年賀状としてPOST and GIFTを贈り、受け取った方が選んだグルメを帰省したときにいっしょに食べるというのもいいですね。デジタルギフトであれば、親戚へのお年玉代わりに贈るという使い方もできます。
――昨年度からはどういった点を変更されたのでしょうか。
佐伯:ギフト数を、全国チェーン店のギフトなども含めて、昨年度に比べ約2倍の140種類以上に増やしました。より多くの方に喜んでいただけるよう、ギフトはお客さまや社員からの声を参考にして選びました。
佐伯:また、日本郵便ならではのギフトとして、切手をデザインしたアパレル商品も制作しました。当社の切手デザイナーが切手のために描き下ろしたデザインを日本で初めてファッションアイテムに取り入れたんです。皆さんに喜んでいただけるとうれしいです!
(画像はサンプルです。実際の商品の文字上に抹消線は入りません)
湯地:"単独のシール式"にしたことも大きな変更点です。昨年度版は、年賀はがきに直接二次元コードを印刷したものでしたが、単独のシールにすることでクリスマスカードなど、年賀状以外のはがきにも貼ることができます。一度剥がしたら貼り直せない仕様にすることで、セキュリティ面でも安心感のある"貼って贈るギフト"として、汎用性を高めました。
また、3,300円券種の追加や、販売する郵便局数の増加、さまざまなECモールでの販売など、お客さまがお買い求めやすくなるよう工夫しました。
新たな"コミュニケーションツール"としての期待と可能性
――サービスを始めてよかったと感じたエピソードはありますか。
佐伯:義母の誕生日に、東京都内で試行販売していたPOST and GIFTを贈ったんですよ。息子たちとはがきに一言ずつメッセージを書いて贈ったのですが、とても喜んでもらえました。たくさんのギフトのなかから、受け取った方にギフトの選択をおまかせすることで、確実にほしいものを選んでもらい、喜んでもらえるサービスだと実感しました。
髙月:昨年、POST and GIFTを利用した方にアンケートを行ったところ、いままで年賀状やギフトを贈ったことがない間柄の方が3割弱いました。POST and GIFTがきっかけで新たにコミュニケーションが生まれたことを実感して、とてもうれしかったです。
髙月:想いを伝える手段としてメールやSNSなどもありますが、やはり手書きの手紙などがもっとも強く想いを伝えられると私は思っています。手書きのメッセージとともに、POST and GIFTでギフトを贈ることで、家族や友人、ときには社員同士の距離を近く感じてもらえるのではと思います。
――POST and GIFTをどのような存在にしていきたいですか。
佐伯:手書きのメッセージを添えて届けることで、気持ちといっしょにギフトを届けられる唯一無二の存在になることができればと思います。
髙月:受け取った方が少しでも幸せに感じられたり温かな気持ちになったり、想いを伝えるツールになればと思います。提供できる価値は無限大だと思います!
湯地:POST and GIFTは年賀用としていますが、実はそれだけではなく通年的に需要があるのではと感じています。誕生日や母の日、父の日、就職のお祝いなど、需要が見込まれるシーンはたくさんあります。今後は、そういった需要にも応えられるような、日本における新しいコミュニケーションツールにしていきたいですね。
※POST and GIFTの詳細はこちら
<販売期限>
郵便局での販売期限:2026年1月9日(金)
オンラインでの販売期限:2026年1月7日(水)23時59分





