高橋大輔&増田貴久W主演! アイスショー「氷艶hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」レポート

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2025年7月5日から7日にかけて上演されたアイスショー「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」。今作は、日本郵政株式会社が特別協賛しており、会場内にはフォトブースも設置。会場となった横浜アリーナの熱気に満ちた様子を紹介します。
2017年から続くアイスショー「氷艶」とは?

「氷艶(ひょうえん)」は、フィギュアスケートと日本文化を融合させた、ストーリー仕立てのアイスショー。氷上の美しい演技と感情表現を通じて日本文化を伝えるというコンセプトのもと、2017年からテーマを変えながら上演。シリーズ第4弾となる今回は、高橋 大輔(たかはし だいすけ)さんの出身地である岡山県の昔話「桃太郎」の基となった「温羅(うら)伝説」を題材にしています。
「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」を徹底レポート!
スッと照明が消え、客席の期待が高まるなか、ステージにスペシャルゲストアーティストのSUGIZOさんが登場。ギターの生演奏による圧巻のプロローグとなりました。
大和の西に位置する吉備の里では、特殊な製鉄術を持つ白霧(はくむ)族が平和な国を治めていました。その中心にいるのは高橋さん演じる若き王子・温羅(うら)。

一方、大和を支配する朝廷の影帝(かげてい)は、1人の少年をさらい、恐ろしい殺戮兵器に育てます。その成長した姿が、増田 貴久(ますだ たかひさ)さん演じる吉備津彦(きびつひこ)。

影帝は吉備の里を支配するべく、吉備津彦を送り込みます。吉備の里を守ろうとする温羅と対峙した吉備津彦は、温羅の「なぜ、おまえは戦うのか」という言葉が胸に残り、自分の運命に疑問を持ち始めます。

一時は朝廷に捕らえられた温羅でしたが、吉備津彦が「俺はお前と戦いたくない」と解放。敵対関係として出会った温羅と吉備津彦でしたが、2人は腕に同じ紋章のある「鏡紋の夜叉」であることが判明。物語は第2幕へと続きます。

第2幕は、温羅が朝廷の牢獄から吉備の里へ帰還する場面からスタート。しかし、平和だったはずの吉備の里では、戦闘のために武器を持った白霧族が民たちの殺戮を繰り返していました。憎悪に取り込まれた民たちは、復讐のため白霧の王である温羅に襲いかかり、温羅をかばった妻の阿曽媛(あぞめ)が亡くなってしまいます。
温羅は失意のなか、親友の千秋(せんしゅう)から「戦いに勝利するには朝廷を支配する闇呑神(やみどんのかみ)との契約が必要で、そのためには自分(千秋)を生贄にしなければならない」と諭されます。

温羅が運命を嘆きながらも千秋を斬ると、闇呑神が温羅を呑み込み、彼の姿を鬼へと変貌させました。人ならぬものとなってしまった温羅の叫びが会場内に響きます。
そこへ吉備津彦が現れ、2人は激しく剣を交えます。「お前と共に生きたい」と訴える吉備津彦。しかし、温羅は自ら剣を胸に刺し、自らの命と引き換えにして闇呑神を消失させるのでした。

最後は、全キャストが氷上に登場。客席はスタンディングオベーションで賛辞を送り、会場は幸せな一体感に包まれていました。
会場限定のフォトブースも大盛況
会場の入口には、ひと際目立つフォトブースが。開演までの時間、多くのお客さまが集まっていました。

壇上に上がって撮影をする方、ぽすくまのぬいぐるみを抱いて撮影する方、ブースをバックにそれぞれの推しグッズを撮影する方。皆さん思い思いに記念撮影を楽しんでいました。

ブースで撮影をしていたお客さまにお話を伺いました。

今日のアイスショーをとても楽しみにしていました。記念にと思い、撮影しました。

まさかここでぽすくまにも会えるとは! グッズといっしょに撮れてよかったです。
また、ブース横では全国の郵便局で配備されている絵本「ぽすくまと郵便屋さん」を配布。多くの方が手に取られていました。

主演のお二人から届いたコメント
高橋さん
岡山の温羅伝説に根ざした物語を、自分のルーツと重ね合わせながら表現できたことに、非常に大きな喜びと責任を感じています。昨年、実際に鬼ノ城を訪れ、歴史の重みを肌で感じた経験が、今の僕の演技や想いに深く息づいています。共演の増田貴久さんをはじめ、すばらしいスケーターや俳優の皆さんとともに、この壮大な物語を創り上げられたことが何よりうれしいです。そして、SUGIZOさんの音楽が紡ぎ出す世界に乗せて、観客の皆さんとともに「悪」や「大義」という普遍的なテーマについて、深く考え感じる時間を共有できたと思います。
増田さん
素敵なメンバーに囲まれて温かく、ピリッとした氷上で沢山沢山沢山沢(←トリプルアクセルくらい)お稽古しました。 自分にとっては39歳になって1発目のステージ。吉備津彦の人生を精一杯生き抜きました。
■CS日テレプラスにて【完全版】放送決定
氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-
9月28日(日)19:00~22:30 ※終了時間変更あり
https://www.nitteleplus.com/program/hyoen2025/

