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日本郵政株式会社は、2026年9月19日から10月4日まで行われた第20回アジア競技大会(以下、本大会)のオフィシャルサプライヤーです。開会式の会場に聖火を届けるため、トーチを掲げて走った日本郵便の社員がいます。愛知県・津島南本町郵便局の窓口で働く、長尾さんです。
地域の人々の声援を受けながら聖火ランナーとしてトーチを託された日のこと、その先に感じた地域とのつながりについて聞きました。

日本郵便株式会社 津島南本町郵便局
長尾 香澄(ながお かすみ)さん
2023年、日本郵便株式会社に入社。郵便局の窓口で、郵便、貯金、保険の業務を担当。
小学生からソフトテニスを始め、現在も続けている。
いつ降り出してもおかしくない、あいにくの曇り空。それでも沿道には、傘を手にした人たちがずらりと並んでいました。
出番を待つ長尾さんのトーチにも、雨よけのビニールがかけられています。

走行を待つ間 トーチには雨よけのカバーがかけられていた
――集合してから走り出すまで、どのような時間を過ごしましたか。
長尾:オリエンテーションと、トーチの受け渡しのリハーサルを受けました。前後を走るランナーの方と、受け渡しの練習や受け渡しのときにするポーズの打ち合わせをして。楽しみな反面、緊張感でいっぱいでした。
――実際にトーチを持ってみて、いかがでしたか。
長尾:想像していたよりずっと重くて驚きました! 約1.3kgのトーチを片手で持ちながら走るので、応援してくださる方に手を振るのも思った以上に大変でした。でも聖火には今までつないできた方々の想いが込められているので、「私もしっかりつながなければ」という気持ちで走りました。


2026年9月6日 愛知県愛西市の道の駅ふれあいの里HASUパークにて
――そのトーチを掲げて、いよいよスタートですね。走り出した瞬間のことは覚えていますか。
長尾:失敗できないというプレッシャーと緊張で、スタート直前は周りの景色がほとんど目に入らなかったです。
でも、応援していただいた皆さまからの声援はすべて聞こえていたんです。声援が聞こえるたびに背中を押されるような気持ちになりました。

次の走者へ聖火をつなぐ 息を合わせたポーズは待機中に打ち合わせたもの
――次の走者に渡し終えたときは、どうでしたか。
長尾:一気に緊張から解放されました。無事に聖火をつなぐことができたという安心感が大きく、ようやく自然な笑顔になれた気がします。

走り終えた直後 緊張から解放され笑顔がはじけた
――そもそも、どんなきっかけで応募したのですか。
長尾:局長から聖火ランナーを募集しているということを聞きまして。一生に一度あるかないかの機会だと思ったので、応募することにしました。決まったときは本当にうれしかったです。
――決まってから当日までは、どんなふうに過ごしていましたか。
長尾:5月ごろに聖火ランナーに決まったことを聞きましたが、最初は全然実感が湧きませんでした。でも日が近づくにつれて、周りの方から「もうすぐだね、頑張ってね」と声をかけてもらえる機会が増えて、だんだん緊張も大きくなっていましたね。
――普段は郵便局で、どんな仕事をしていますか。
長尾:窓口でお客さま対応をしています。入社してからずっと同じ郵便局で働いているので、顔見知りのお客さまも多くて。自分のことを覚えていただけると、この地域の一員だという実感が湧きます。

――顔見知りのお客さまが多いんですね。やりがいを感じるのは、どんなときですか。
長尾:郵便局のサービスをご案内して、地域のお客さまのお役に立てたときです。お客さまから「ありがとう」と声をかけていただけることも多くて、お客さまのあたたかさに支えられていると感じます。郵便局で働いていてよかったなと思います。
聖火リレーの当日、職場の仲間たちや家族が、手作りの応援グッズを持って沿道に駆けつけました。

職場の仲間や家族が手作りの応援グッズを持って駆けつけた
――沿道はすごい熱量でしたね! どんな方が応援に来てくれていたのですか。
長尾:家族や職場の同僚、同じ地域で働く上司や、東海支社長も来てくれました。「頑張れー!」と声をかけてもらいましたね。中には遠方から足を運んでくださった方もいたんです。
――実は、長尾さんにいつもお世話になっているから応援しにきたという郵便局のお客さまもいらっしゃっていたんですよ。
長尾:そうなんですか!?それはうれしいですね。普段窓口で接しているお客さまに、わざわざ足を運んで応援していただけることは本当にありがたいです。地域の皆さまに支えられて郵便局が成り立っていることをあらためて実感しました。
――今回の経験を通じて、どんなことを感じましたか。
長尾:今回聖火ランナーとして走ったことで、お客さまや一緒に働く仲間に支えられていることを強く感じました。これからも、地域のお客さまのお役に立てるよう、一つひとつの仕事に丁寧に向き合っていきたいと、思いを新たにしています。
郵便局の社員が聖火ランナーを務め、地域の人たちに応援される。こうした地域とのつながりについて、また大会の協賛に至った背景を、日本郵政の津田さんに聞きました。

日本郵政株式会社 広報宣伝部 広告宣伝担当 担当部長
津田 紀彦(つだ のりひこ)さん
1990年、郵政省(当時)に入省。調達部でのEV車両導入や、福島県会津地方での郵便局長経験などを経て、2023年より現職。学生時代にやっていたスポーツは、バスケットボールとラグビー。
――日本郵政が、本大会の開催を支援している理由を教えてください。
津田:当社は、地域の皆さまと一緒に生活し、ともに歩んでいく会社です。日本国内はもちろん、アジア各国から注目が集まる本大会は、多くの方に当社の取り組みや地域との関わりを知っていただく貴重な機会だと考え、協賛させていただきました。
――スポーツを通じた取り組みは、以前から続けてきたものなのでしょうか。
津田:当社では女子陸上部の活動のほか、地域の中学生の部活動を応援する取り組みなど、スポーツ振興を担う活動を行っています。スポーツを通じて皆さまが明るく元気になれるよう、以前から応援してきました。

――これから、地域とどう向き合っていきますか。
津田:地方の格差や過疎化、高齢化が進むなかで、当社として何ができるのかを常に考えています。たとえば近所の郵便局に行って話をすることで安心していただけるような、そんなあたたかみのある存在を目指していければと思っています。当社はこれからも、地域社会とのつながりを大切にしながら、地域の皆さまの暮らしを支えていきます。




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