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皆さんは、「ポストカー」を知っていますか? ポストカーは、日本郵便が所有する、移動式の郵便ポストを備えた世界に一台しかない車。手紙文化を、人々が集まる場所に直接届ける役割を担う特別な一台です。
デザインのこだわりから運用方法まで、レトロな赤い車体に秘められたポストカーの魅力に迫ります。
●絵はがきにしたい風景を巡る車として、2019年に誕生した「ポストカー」
ポストカーが誕生したのは、2019年の夏。すばらしい風景を見たときや、お祭りやイベントなどで心が動いた瞬間であれば、思わず手紙を書きたくなってしまうのではないか。そのときに手紙を書ける環境があれば......。そんな思いから、「日本各地の絵はがきにしたくなるような風景、瞬間、風物詩を巡ることができる郵便局」をコンセプトに、このポストカーは開発されました。
ポストカーは、イベント会場やテーマパークなど、人々が集まるさまざまな場所に出向きます。そして、各地の日本郵便の社員が"絵はがきコンシェルジュ"となって、絵はがき選びや、あて名・メッセージを書く楽しさをお手伝い。絵はがきは、ポストカーの投函口から、投函・郵送できます。
●外装から内装まで。ポストカーならではのこだわりが満載!
一台しか造られていないポストカー。この特別な車には、「移動する郵便ポスト」ならではのこだわりポイントがたくさん詰まっています。
ポイント1 レトロ感漂う車体デザイン

「⼼に残る⾵景に出会った瞬間に、絵はがきを差し出すための環境を提供する」というデザインコンセプトのもと開発されたポストカーは、とてもレトロな雰囲気の見た目。車は、かつて郵便車として使われていた6代目「トヨタ・ハイラックス」がベース。赤いボディカラーも、当時の郵便車の色を意識しています。

タンカラーのクラシックなベンチシートがおしゃれな運転席
ポイント2 コンセプトや世界観をキーフレーズで演出
車体側面やルーフには、旅先から手紙を届けるというポストカーのコンセプトや世界観を象徴するフレーズやモチーフが設置されています。



ルーフにはイラストと「&Post」を記した行灯(あんどん)も
ポイント3 こんなところにも! 「郵便」を思わせるアクセントの数々
フロントのぽすくまエンブレム、丸型ポストの投函口を意識したディテールなど、「郵便らしさ」を表現したデザインも、このポストカーならではのもの。



また、横の跳ね上げ扉を開けると現れる窓口と、その奥に見える内装は、アンティークな書斎をイメージして仕上げています。



ポストカーの車体には、サービス提供に必要なツールや機材のほとんどが積み込まれています。

会場に到着したら、まず後ろのコンテナを開放。お客さま用のテーブルや椅子、絵はがきや切手、文房具類、看板、ポストカードを並べるワゴンなどを次々と運び出し、会場内に設置していきます。

設置が完了したポストカー
ポストカーは荷物を収納するだけではなく、会場で書いていただいた絵はがきの投函窓口としても機能します。車体横の跳ね上げ扉を開けると、窓口と投函口が登場。

特徴的なのは、投函口が3種類あること。いざ、「手紙を書こう」と思っても、誰あてに送るべきか迷ってしまうことってありますよね。そこでポストカーでは、「自分へ」「誰かへ」、そして、各イベントに応じてあて先が変わる3つ目の投函口を設けています。


投函口の裏側がこちら。投函されたはがきは回収され、あて先へ届けられる
2019年の誕生から2025年11月までに、ポストカーが稼働したのは45回。その間、およそ33千通の手紙をお預かりしてきました。手紙には、手書きならではの温かみとともに気持ちを届けられる、特別な魅力があります。
日本郵便では、ポストカーの取り組みを通じて、これからも多くの人々へ手紙を書くきっかけと、その温かさを改めて感じていただける機会を届けていきます。
次にポストカーが出向くのは、あなたの街かもしれません。




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