国際テニス連盟公認の車いすテニスジュニア大会を開催。かんぽ生命が目指す、スポーツを通したダイバーシティの推進

国際テニス連盟公認の車いすテニスジュニア大会を開催。かんぽ生命が目指す、スポーツを通したダイバーシティの推進

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これまでに日本人選手が優秀な成績を残してきたことに加え、最近では小田 凱人(おだ ときと)選手の台頭によって、国内での車いすテニスの人気は急速に高まってきています。そのようななか、2023年8月に福岡県飯塚市で「KAMPO JUNIOR OPEN」が初めて開催されました。この大会は国際テニス連盟(以下、ITF)公認のジュニア向けの大会で、全国から集まった男女13名の選手が熱戦を繰り広げました。

かんぽ生命は、2018年度から一般社団法人日本車いすテニス協会(以下、JWTA)のトップパートナーとして、全国各地で開催される車いすテニスの大会やイベントなどへの協賛を実施しています。その取り組みについて、広報部 サステナビリティ推進室の佐々木 晴香(ささき はるか)さんにお話を伺いました。

佐々木 晴香(ささき はるか)さん

株式会社かんぽ生命保険 広報部 サステナビリティ推進室 課長代理

佐々木 晴香(ささき はるか)さん

2015年、株式会社かんぽ生命保険に入社。入社後は福岡保険金サービスセンターに勤務。その後本社勤務となり、保険金の支払審査の担当を経て、2021年より現職。車いすテニスの支援活動のほか、サステナビリティ関連の情報開示などに携わっている。

かんぽ生命と車いすテニスのつながり

かんぽ生命は2018年度から日本車いすテニス協会のトップパートナーを務める

「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」という経営理念のもと、これまでにかんぽ生命はさまざまな社会貢献活動を展開してきました。その活動の一環として車いすテニスの支援を行うようになった理由を、佐々木さんはこう話します。

「私たちは、互いの多様性を認め尊重し合うダイバーシティ社会の形成に寄与したいという想いから、パラスポーツの支援を検討していました。その際に、ちょうどJWTAの皆さまとお会いする機会があり、ご縁があって2018年度からトップパートナーとして参加させていただくことになりました。

そこから約6年、車いすテニスプレーヤーの大谷 桃子(おおたに ももこ)選手を当社初のアスリート社員として迎えたり、全国各地で開催される車いすテニス体験会に社員が参加したりするなど、当社は車いすテニスとのかかわりを深めてきました」(佐々木さん)

佐々木さんとかんぽ生命の企業キャラクター「かんぽくん」

次世代を担うジュニア選手を総合的にサポート

今回かんぽ生命が冠協賛を行った「KAMPO JUNIOR OPEN 2023」は、ITF公認のジュニア向けの大会。協賛した背景には、次世代を担う選手たちを総合的に支援し、強化に貢献したいという想いがあったと佐々木さんは説明します。

「車いすテニスはパラスポーツのなかでも知名度の高い競技ですが、これまで国内ではジュニア向けの大会があまり開催されていなかったんです。

また、車いすテニスの選手にとって、ITFランキングは自身のレベルを把握し、次の成長に向けた指標となるものですが、これまで国内のジュニア大会では、ITFのポイントが獲得できる公認大会は開催されておらず、ジュニア選手の成長機会は限られていました。

そこで、JWTAとともに「KAMPO JUNIOR OPEN」を新たに開催することを決めました。これにより、ジュニア選手に試合機会を提供できるとともに、JWTAの尽力により本大会をITF公認の大会とすることも実現しました」(佐々木さん)

また、本大会の結果などを踏まえて選考した選手を、国際大会に派遣する新規プロジェクトも立ち上げました。

「これまで優秀な成績を残してきた先輩プレーヤーや小田 凱人選手の活躍を見て、世界を目指すジュニア選手が多くいる一方で、海外で開催される大会に選手自らで参加するためには、英語でのコミュニケーションや遠征費用の確保など、さまざまな課題があり、ほとんどのジュニア選手が国内での活動にとどまっているのが現状です。

こうした状況を踏まえ、ジュニア選手に世界へ羽ばたく第一歩となる機会を提供したいという想いで、JWTAと協力して『次世代特別強化支援プロジェクト』を立ち上げました。

このプロジェクトでは、JWTAのナショナルコーチ帯同のもと、海外で行われるITF大会へジュニア選手を派遣して試合経験を積むほか、海外遠征での注意点やマナーについても実践として学ぶことにより、「心・技・体」すべてにおいて世界に通じるトップアスリート育成を目的としています」(佐々木さん)

「KAMPO JUNIOR OPEN 2023」で得られた大きな成果

「KAMPO JUNIOR OPEN 2023」では橘 龍平(たちばな りゅうへい)選手が優勝。「去年までは国内の大会に出場してもITFのポイントが付かない状況だったので、このような大会が開催されたことに感謝しています。この大会をきっかけに、車いすテニスがこれまで以上に多くの皆さんに見てもらえるようになったらうれしいですね。今後はITFでのランキングを上げて、世界ジュニアマスターズや全米ジュニアのような大きな大会に挑んでいきたいです」と声を弾ませました。

準優勝の矢野 蒼大(やの そうた)選手は福岡県出身。「ジュニアの大きな大会、しかも地元開催だったので、やっぱり優勝したかった」と悔しさをにじませながらも、「準優勝したことでITFのポイントを獲得できたので、次につなげたいと思います。いずれは海外で活躍したいです」と語ってくれました。

※橘選手と矢野選手は、この「KAMPO JUNIOR OPEN 2023」での活躍もあり、「次世代特別強化支援プロジェクト」の派遣選手に決定しました。世界の舞台へのチャレンジとして、12月にトルコで開催されるITF大会に参加予定です。

左から)準優勝の矢野 蒼大選手と優勝の橘 龍平選手

そして、大会の開催が持つ意義は、選手育成の支援や競技レベルの底上げだけにとどまらない、と佐々木さんは言います。

「大会期間中に、選手の保護者の方やJWTAのスタッフも交えた懇親会に参加しました。選手同士はライバルでもありますが、同じ競技を行う仲間でもあります。選手は日本全国から集まっており、普段はなかなか会えないため話が尽きないようで、交流を深める場となっていました。

また、車いすテニスは個人で活動している選手が多いので、選手だけでなく保護者の方々からも、こうした横の結びつきができるのはすごくありがたいと喜ばれました」(佐々木さん)

ダイバーシティを推進し、笑顔の輪を広げていくために

最後に佐々木さんは、未来への夢を次のように語りました。

大会を通じて一番うれしかったのは、多くの笑顔が見られたことです。これは何より選手が『自分のやりたいことを全力で頑張っている』からだと思います。選手が夢中になって車いすテニスに取り組んでいるからこそ、結果が出るとうれしいですし、ともに頑張る仲間と会える時間は大切な思い出になります。また、選手のそういった姿を見ることで、保護者や大会関係者の方からも自然と笑顔がこぼれていました。これからもこうした笑顔の輪を広げていきたいですね。

そのためにも、障がいの有無にかかわらず、夢に向かって一所懸命に取り組む人を応援し続けていきたいと思いますし、こうした活動が、あらゆる人が自分らしく活躍できる社会へとつながっていくと信じています」(佐々木さん)

記念すべき第1回の「KAMPO JUNIOR OPEN」は大盛況。また来年に期待がかかります

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